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こんにちは、樹木医コッコです。
緑地デザイン、作る、守る仕事を
15年ほどしてます。
先日、こんなツイートをしました。
🌳キレイな仕立ての庭木🌳
🐓☺️♪
・光が”すべての葉”にあたる
・”土”にも光が届く
・枝の流れが途切れない
・枝先に行くほど、
風にそよぐ柔らかさ
・上は強め、下は弱め
・切り口が見えない
・他の木とケンカしないように#剪定 pic.twitter.com/MyuDs7KtLJ— コッコ🌳樹のお医者さん (@midorilog) January 10, 2023
キレイな仕立ての庭木 ♪
・光が”すべての葉”にあたる
・”土”にも光が届く
・枝の流れが途切れない
・枝先に行くほど、風にそよぐ柔らかさ
・上は強め、下は弱め
・切り口が見えない
・他の木とケンカしないように
このように、【庭木を仕立てる方法】を書いていきます。
以下のような方へ役立つ記事となっています。
・庭木の剪定で「初心者の方」
・剪定ばさみをもって、「木の前に立ちすくむ方」
・枝にはさみを入れようとして、「手が止まる方」
・「木の外側だけ」を刈りこんでいる方
・「木ばさみ」「芽切りばさみ」などを使わず、「剪定ばさみ」だけをお持ちの方
以前のわたしは、すべてにあてはまっていました。
記事は、この苦手意識を解消する「第1弾」となります。
庭木の剪定【剪定のコツ】
剪定の読み方
「せんてい」です。
【剪定】の良いところ
・びっくりするくらい、キレイになりましたね!!
・素敵なお庭ですね!!
お客さんや通りがかりの方、
とっても嬉しくなりますよね(*^。^*)
まるで、「まるで自分の作品」のような自己満足感が高まります。
きれい♫ 美しい♫
そして、その作品は生きている限り手を加え続け、
ごちゃごちゃして、いじけて暴れ倒していた木に、「
そんなふうに、庭木の剪定ができると剪定が楽しくなります。
しかも、自分でするので費用的にもお得になります。
だけど、「やり方分からないから億劫だなー」なんて思います。
たしかに、面倒で、分からない・・・
そう思うだけでラッキーです
なぜなら、「うまく剪定したい」と思うから、「反面に億劫だ」と思うから
ですが、1番大切なことは「自分でやってみること」です。
「剪定」は【こわい】?
失敗すると…枯れる?
「剪定すると、枯れてしまうんじゃないかな」と考えてしまいます。
おそるおそる、枝先をチョンチョンとハサミを入れて
「き、今日は、このくらいにしといてやろう…」と、
それくらいでは、普通の健康状態の樹木は枯れません。大丈夫です。
【剪定しない】ことが裏目に
迷って放置しているうちに、木は「空間に合わなくなった大きなサイズ」となってしまいます。
放置されると【
・「倒木」・・・風などをうけて、倒れる
・「強い剪定」,「断幹」・・・大きな枝や幹を切ってしまい、病気になり枯れる
・「伐採」・・・大きくなりすぎて、手がいれられなくなり、伐採せざるを得なくなる
・「根上がり」・・・道路や歩道の舗装を持ち上げてこわす
・「構造物破損」・・・壁を押す、フェンスなどにからんで飲み込む、落枝で屋根をこわすなど
こうして多大な出費が発生します。
🌳 #ケヤキ です
もともとワタシは大きくなる木
ココに植えられた時は
小さかったですよ🌱ドンドン大きくなると
邪魔だっていきなり太い枝を切られる植える前に考えて欲しいなあ
って、言ってそう🐓……… pic.twitter.com/6IvWRbDQcY
— コッコ🌳樹のお医者さん (@midorilog) June 24, 2021
【剪定】をやってみよう♪
まずは「恐れずにやってみてみる」ことをおすすめします。
キレイな庭の木を眺めるのは、
毎日、眺めたくなります。
もちろん、やりはじめは「迷います」。
間違いなく
取ろうか、残そうか・・・
では、ハサミを入れても【間違いなく枯れない枝】【
左:透かしたあと/右:手を入れる前
①失敗のない「枯れ枝」
いらない枝【忌み枝】
【いらない枝】のことを「忌み枝」(いみえだ)と言います。
「枯れ枝」を取るだけでもキレイになる
忌み枝のひとつ【枯れている枝】で、まず学びます。
これが剪定前イメージです。
つぎに、これらをはずした場合はこれです。
すっきりしましたね。
枯れてるから、
もちろん、この枝を取っても木は枯れません…
…そりゃ、そうだろう…
と怒らないでください。
「枯れている枝が多くある」ということは、「手を入れずに、枯れてい
枯れ枝が、たくさんあると以下のようになってしまいます。
・見た目が悪い
・光がさえぎられる
・枯れ葉が溜まり、虫や病気の温床となる※
・ツルがからまり、暗くなる
私は以前、【ずっと手の入っていなかった高さ8mほどの樹木で、
ダンプ1台分にもなりました。
それだけで、とってもキレイになりました。
【枯れ枝】で学ぶ
まずは、この「失敗のない枯れ枝」にノコギリやハサミを入れて取
時期は関係ないので、いつでもできます。
🌳キレイな仕立ての庭木🌳
剪定するときに
「どの枝、取ろうかな?」と
迷ったら…まずは【枯れ枝】からはずす
と、きれいになります☺️🐓♪この枝は、当たり前ですが
失敗しても木は枯れません😅#剪定 pic.twitter.com/fHSFQJySDG— コッコ🌳樹のお医者さん (@midorilog) January 11, 2023
この作業をすることで、次のことがわかるようになります。
この枝は、
「生きている」のか?
「枯れている」のか?
これがわかると、今まで「肉眼」で見てもわからなかった
「
【枯れ枝】の見分け方
落葉樹の剪定は「冬」12〜2月です。
と、いうことは葉がありません。
なので、次のように枝を見ると見分けることができます。
🌳庭木の剪定🌳
🪵【枯れ枝】見分け方
・ハサミで叩くと
「コツコツっ」と軽い音
・手でしならせると
ポキッと折れる
・皮にヒビ、めくれ
・付いている芽が枯れている
・落葉樹なのに枯れ葉が
付いてる
(コナラやカシワなどは別)枯れ枝は、固めです
手首を痛めないように
ご注意を😅#剪定 pic.twitter.com/1eMsBlwqwV— コッコ🌳樹のお医者さん (@midorilog) January 12, 2023
・【手でしならせる】と、すぐにポキッと折れる
・【チョップするだけ】で折れる
・【ハサミで軽く「コンッ!コン!」と叩く】と、軽い音がする
・皮にヒビ、めくれがある
・付いている芽が枯れている
・常緑樹なのに葉がない
・落葉樹なのに枯れた葉が付いている
※カシワやコナラなど冬でも葉を落とさない木もあります。
生きてる枝よりも、枯れてる枝は「かなり固め」ですので、
【生きている】と【枯れている】を見分ける
「枯れた枝」と思って切ったら、
確認のために「その枝側」と「
それぞれの断面を見てください。
そして、
それぞれの【断面 円の縁(ふち)】を見てください。
緑色ですか?茶色ですか?
・【緑色】は、「生きている」
・【茶色】は、「枯れている」
この木は枯れてるの⁉️②
いろんな影響で葉がなくなって
この木は枯れちゃったのかな?【見分ける方法】のひとつ
・樹皮と辺材の間が
生=形成層(緑色)🍃
枯=茶色🍂🐓 木は”肥大成長”する(太る)
形成層の
・内側…根からの水.無機塩類(木部)
・外側…葉からの養分(師部)#園芸 pic.twitter.com/mXHa3YXmfE— コッコ🌳樹のお医者さん (@midorilog) April 20, 2021
これで「生きている」と「枯れている」部分がわかるようになります。
「正しい剪定」とは
【切る】という表現は…
そのまえに、用語の使い方についてです。
剪定では「生きている樹木」に「切る」という言葉はあまり使われ
※言葉の利便性のため、わたしは使います。
なぜなら「切る」は、忌み言葉のように感じるからです。
製材された「木」に使うのであれば、「切る」は不自然ではありま
このため剪定には「切る」と言う言葉の代わりに、
・ハサミを入れる
・飛ばす
・透かす
・抜く
・挟む
・間引く
・はずす(大きい枝)
「言葉ひとつ」で、その人の庭木への想いが分かります。
大切な剪定【正しい位置】とは
いよいよ、剪定します。
剪定の正しい位置とは、1つは【枝の付け根】のことです。
【枝の途中】では、ありません。
付け根はどこなのか…
🌳庭木の剪定🌳
ハサミを入れる
「正しい位置」は
【2つ】あります🐓☺️・枝の付け根
・外芽の上写真は、そのうちの1つ
【枝の付け根】です🐓#剪定 pic.twitter.com/eRRb8djQKD— コッコ🌳樹のお医者さん (@midorilog) January 15, 2023
と、いうことです。
枯れ枝を見つけたら、
その枝のもとをたどって行くと、
そこが、【ひとつ目のハサミを入れる位置】です。
さらに、たどっていくと、また「分かれ目」にあたります。
そこが、また【
さらにたどっていくと…
これを繰り返して幹に至るまでに、いくつも【剪定ポイント】
全体の輪郭をみて、バランスの取れた長さを決めます。
そして、
上記の【剪定ポイント】のうちのひとつを選んでハサミ、
写真の位置を意識しながらハサミを入れれば、生きた緑色の部分が発達して、
忌み枝をはずすだけで、かなり変わるはずです。
まずは、これで剪定に慣れてみてください。
きっと、あなたの苦手意識は軽くなるはずです。
Kebtek 電動剪定バサミを使ってみた
長い間、手を入れていなかった木は枯れ枝が多く、太い枝も多いもので困ったものです。チェンソーで切るほどでもなく、ノコギリで切ってもいいけど、ハサミで頑張って力を入れれば切れるレベルの太さ。そこで、このKebtek 電動剪定バサミを使って最初の
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それでは、また