庭木の剪定【剪定のコツ】①

アイキャッチ)庭木の剪定【剪定のコツ】①

こんにちは、樹木医コッコです。

緑地デザイン、作る、守る仕事を

15年ほどしてます。

🐓

先日、こんなツイートをしました。

キレイな仕立ての庭木 

・光が”すべての葉”にあたる

・”土”にも光が届く

・枝の流れが途切れない

・枝先に行くほど、風にそよぐ柔らかさ

・上は強め、下は弱め

・切り口が見えない

・他の木とケンカしないように

このように、【庭木を仕立てる方法】を書いていきます。

以下のような方へ役立つ記事となっています。

・庭木の剪定で「初心者の方」

・剪定ばさみをもって、「木の前に立ちすくむ方」

・枝にはさみを入れようとして、「手が止まる方」

・「木の外側だけ」を刈りこんでいる方

・「木ばさみ」「芽切りばさみ」などを使わず、「剪定ばさみ」だけをお持ちの方

以前のわたしは、すべてにあてはまっていました。

記事は、この苦手意識を解消する「第1弾」となります。

庭木の剪定【剪定のコツ】

剪定の読み方

「せんてい」です。

【剪定】の良いところ

庭園

・びっくりするくらい、キレイになりましたね!!

・素敵なお庭ですね!!

お客さんや通りがかりの方、

ご近所の方に声をかけてもらえると、

とっても嬉しくなりますよね(*^。^*)

まるで、「まるで自分の作品」のような自己満足感が高まります。🐓⤴️

うれしい ぞう

きれい♫ 美しい♫

そして、その作品は生きている限り手を加え続け、年々美しくなっていきます。

ごちゃごちゃして、いじけて暴れ倒していた木に、「今ではこんなに美しくてキレイな姿になってくれたものだ」と愛着が倍増します

そんなふうに、庭木の剪定ができると剪定が楽しくなります。

しかも、自分でするので費用的にもお得になります。

 

だけど、「やり方分からないから億劫だなー」なんて思います。

めんどくさい人

たしかに、面倒で、分からない・・・

 

そう思うだけでラッキーです👌

なぜなら、「うまく剪定したい」と思うから、「反面に億劫だ」と思うからです。

 

ですが、1番大切なことは「自分でやってみること」です。

「剪定」は【こわい】?

失敗すると…枯れる?

イラスト 枯れ木

「剪定すると、枯れてしまうんじゃないかな」と考えてしまいます。

おそるおそる、枝先をチョンチョンとハサミを入れて

「き、今日は、このくらいにしといてやろう…」と、引き下がってしまう。

イラスト 得意げな人

それくらいでは、普通の健康状態の樹木は枯れません。大丈夫です。

【剪定しない】ことが裏目に

いらすと おかね 飛んでいく

迷って放置しているうちに、木は「空間に合わなくなった大きなサイズ」となってしまいます。

放置されると最悪のパターン】が訪れます。

「倒木」・・・風などをうけて、倒れる

「強い剪定」,「断幹」・・・大きな枝や幹を切ってしまい、病気になり枯れる

「伐採」・・・大きくなりすぎて、手がいれられなくなり、伐採せざるを得なくなる

「根上がり」・・・道路や歩道の舗装を持ち上げてこわす

「構造物破損」・・・壁を押す、フェンスなどにからんで飲み込む、落枝で屋根をこわすなど

こうして多大な出費が発生します。

【剪定】をやってみよう♪

まずは「恐れずにやってみてみる」ことをおすすめします。

キレイな庭の木を眺めるのは、美術館に「自分の作品を飾るような気分」です。

毎日、眺めたくなります。

 

もちろん、やりはじめは「迷います」

間違いなく

取ろうか、残そうか・・・

では、ハサミを入れても【間違いなく枯れない枝】【間違いなくハズレにならない枝】をまずひとつお伝えします。

①失敗のない「枯れ枝」

いらない枝【忌み枝】

【いらない枝】のことを「忌み枝」(いみえだ)と言います。

忌み枝

「枯れ枝」を取るだけでもキレイになる

忌み枝のひとつ【枯れている枝】で、まず学びます。

忌み枝 文字なしこれが剪定前イメージです。

つぎに、これらをはずした場合はこれです。

忌み枝 その後すっきりしましたね。

枯れてるから、

もちろん、この枝を取っても木は枯れません…

…そりゃ、そうだろう…💢

と怒らないでください。

 

「枯れている枝が多くある」ということは、「手を入れずに、枯れている枝をそのまま放置していた」ということです。

枯れ枝が、たくさんあると以下のようになってしまいます。

・見た目が悪い

・光がさえぎられる

・枯れ葉が溜まり、虫や病気の温床となる※ハチの巣も出来やすい

・ツルがからまり、暗くなる

私は以前、【ずっと手の入っていなかった高さ8mほどの樹木で、枯れ枝だけ】取ったことがあります。

ダンプ1台分にもなりました。

それだけで、とってもキレイになりました。

【枯れ枝】で学ぶ

まずは、この「失敗のない枯れ枝」にノコギリやハサミを入れて取り除いてみてください

時期は関係ないので、いつでもできます。

この作業をすることで、次のことがわかるようになります。

この枝は、

「生きている」のか?

「枯れている」のか?

 

これがわかると、今まで「肉眼」で見てもわからなかった

分かれ目」が見えるようになります

【枯れ枝】の見分け方

落葉樹の剪定は「冬」12〜2月です。

と、いうことは葉がありません。

なので、次のように枝を見ると見分けることができます。

・【手でしならせる】と、すぐにポキッと折れる

・【チョップするだけ】で折れる

・【ハサミで軽く「コンッ!コン!」と叩く】と、軽い音がする

・皮にヒビ、めくれがある

・付いている芽が枯れている

・常緑樹なのに葉がない

・落葉樹なのに枯れた葉が付いている

※カシワやコナラなど冬でも葉を落とさない木もあります。

生きてる枝よりも、枯れてる枝は「かなり固め」ですので、

手首を痛めないようにご注意を…

【生きている】と【枯れている】を見分ける

「枯れた枝」と思って切ったら、

確認のために「その枝側」と「付いていた側」の、

それぞれの断面を見てください。

 

そして、

それぞれの【断面 円の縁(ふち)】を見てください。

緑色ですか?茶色ですか?

・【緑色】は、「生きている」

・【茶色】は、「枯れている」

これで「生きている」と「枯れている」部分がわかるようになります

「正しい剪定」とは

【切る】という表現は…

そのまえに、用語の使い方についてです。

剪定では「生きている樹木」に「切る」という言葉はあまり使われません

※言葉の利便性のため、わたしは使います。

なぜなら「切る」は、忌み言葉のように感じるからです。

製材された「木」に使うのであれば、「切る」は不自然ではありません。

いらすと 地球

このため剪定には「切る」と言う言葉の代わりに、縁起をかつぐことからも以下のような表現をよく使います。

・ハサミを入れる

・飛ばす

・透かす

・抜く

・挟む

・間引く

・はずす(大きい枝)

「言葉ひとつ」で、その人の庭木への想いが分かります

大切な剪定【正しい位置】とは

いよいよ、剪定します。

剪定の正しい位置とは、1つは【枝の付け根】のことです。

【枝の途中】では、ありません。

付け根はどこなのか…

と、いうことです。

 

枯れ枝を見つけたら、

その枝のもとをたどって行くと、より太い枝の「分かれ目」につながります。

そこが、【ひとつ目のハサミを入れる位置】です。

 

さらに、たどっていくと、また「分かれ目」にあたります。

そこが、また次のハサミを入れる位置】です。

 

さらにたどっていくと…

これを繰り返して幹に至るまでに、いくつも【剪定ポイント】があります

全体の輪郭をみて、バランスの取れた長さを決めます。

そして、

上記の【剪定ポイント】のうちのひとつを選んでハサミ、ノコギリを入れてください。

写真の位置を意識しながらハサミを入れれば、生きた緑色の部分が発達して、切り口をふさいでくれます。

剪定の切り口にぬる薬【癒合剤の使い方】>>

忌み枝をはずすだけで、かなり変わるはずです。

まずは、これで剪定に慣れてみてください。

きっと、あなたの苦手意識は軽くなるはずです。

Kebtek 電動剪定バサミを使ってみた

長い間、手を入れていなかった木は枯れ枝が多く、太い枝も多いもので困ったものです。チェンソーで切るほどでもなく、ノコギリで切ってもいいけど、ハサミで頑張って力を入れれば切れるレベルの太さ。そこで、このKebtek 電動剪定バサミを使って最初の

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それでは、また‼️🐓

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